「槙田、今 幸せか?」

「いきなりどうしたの?笑 幸せだよ風雅」

pm5:36
金曜日、駅のホーム
夏と秋の真ん中、
少し冷たい風が心地いい。

「どうしたの?そんなにしけた顔して 笑
さてはほかにすきなやつでもできたな?」

「西校の先輩に聞いたんだ、
あいつ今 西区第一病院にいる、重症」

グシャグシャに潰れたノートの切れ端を渡した

「まって、誰が入院してるの?なんで重症なの?風雅?大丈夫?、」

「行けばわかる、でも槙田1人で行け」

そう言い残して風雅は先に行ってしまった。

『西区第一病院 4 182 須賀春樹』