私の名前は、都並真央。今日からこの魁皇学園に通う。魁皇学園は1にお金2に秀才そんな人たちが通う学校である。私の場合はお金なんたって世界有数の資産家の令嬢だもんね。まあ威張って言えることじゃないけどね。


第1話再会(真央編)


あれ?あんなところに人だかりが誰かいるのかな?
「ちょ、やめてください。」
その声のする方に行ってみた。
(え、なんで櫂がここにいるの?)
「か、かい!?」
思い切って呼んでみた。すると
「真央!?」
櫂はすごく驚いた顔をしていた。
「櫂なんで、ここにいるの?留学したんじゃなかったの?」
「えーっと、そのつもりだったんだけど、出発直前に気ずいたことがあって戻ってきたんだ。」
「気ずいたことって?」
「それは内緒。」
そう言って櫂はどこかに行ってしまった。あの人だかりと一緒に。
彼の本名は、田崎櫂。田崎貿易会社の一人息子家が近所。私の幼馴染。櫂は、パティシエになりたいからフランスに留学すると言って連絡を絶った。でも、なんで戻ってきたことを、言ってくれなかったんだろう。一言くらい言ってくれたっていいのに、それに気ずいたことって何?好きな人ができたとか?それとも、フランスに行くのが怖くなったとか?どちらにせよ、戻ってきてくれたことは素直にうれしい。だって私はずっと櫂のこと好きだったんだもん。でも櫂には内緒!笑われそうだし、、、。
あ!やば考え込んでるうちに入学式始まっちゃう!急がなきゃ!
ふーなんとか間に合ったーそれにしてもなんか女子の数多くない!?男子少な!!あーでも、男子みんなイケメンぞろいだなー
あの中の誰かが私の彼氏になったりして(笑)
まー冗談だけどね!
やっと入学式終わったー!あーそれとこの学園は各学年1クラスずつしかなくて、この広い敷地内にたった60人しかいないんだちなみにここの学費は月に大体1億、秀才は学費、入学金、制服、教科書全部免除。その代わり毎回行われる学内テスト及び全国テスト1位を取りつずけなければならない勿論1回でも1位とりそこねたら即退学。そしてこの学園の敷地は2480万立方メートル大体東京ドーム20個分の広さ。徒歩での移動は一切しない。こんな感じで全部かなーさてさて話に戻ろう。
あー緊張するー
「まーおー!」
後ろから聞こえてきた声に、ビックリしながら声の持ち主の方を見た。
「なんだ、さくらかー
ビックリさせないでよー」
「なんだーってひどくない?
まーいっか、そんなことより、櫂くん戻ってきたんだねーよかったじゃん!」
「な、何言ってんの、、、」
「またまたー照れちゃってー」
「そんなことないよーだ。」
彼女の本名は、城之内桜
昔から家と仲のいい資産家の令嬢。櫂同様私の幼馴染。あかるくて、誰とでもすぐ仲良くなって、なんでも話せる。だから桜は私が櫂に気持ちを寄せていることを知ってる。
「そういえば桜、今度私のお父様の誕生日パーティーあるけどくる?」
「もちろん!私のお父様もお母様も行く気満々!」
「そっかー
きっとお父様も喜ぶよ」
「ところで真央、櫂くん誘わなくてもいいの?」
「んーどうしようか迷ってる。」
「誘っちゃいなよー」
「そーだね、誘ってみる!」
「噂をすれば櫂くんだーほら真央はなしてきなよ!」
「う、うん。」
私は、櫂のもとえ向かった。櫂のまはりには相変わらず人でごった返していた。私が近くに行くと、櫂が気ずいて私の方にきてくれた。
「櫂。あのね、今度お父様の誕生日パーティーがあるの、それで、えーっと、都合が悪くなければ、参加しない?」
「うん!参加する!
俺も、俺の家族も、おじさんにはいつもお世話になってるし。必ず行くよそのパーティー。楽しみにしてる。」
「うん!わかった!楽しみにしててね!
じゃあねー。」
「あ、ちょい待ち。」
「なに?どうしたの?」
「こんどの週末、ちょっと付き合って欲しいところがあるんだけど。週末暇?」
「暇ではないけど、特に用もないしいいよ。」
「じゃあ週末、真央の家まで迎えに行くから待ってて。」
「うん。わかった。」
「じゃあ、週末」
「うん。」
やばいー!!!心臓止まるかと思ったー!
櫂と2人でお出かけ。めっちゃ舞い上がるー!
そうだ。桜にも話さなきゃ!
「さーくーらー!!!」
「どうしたの?真央。」
「週末櫂と出かけることになったー!」
「ほんとに!?よかったじゃん!」
「うん!今から週末が楽しみすぎてやばい!」
「頑張れ。真央。」
「ありがとうー。桜。」