偶然出会ったセンリ。


センリの素性も目的もわからなかったけれど、心がボロボロのわたしを必要としてくれてるセンリの存在に幾度となく救われた。


最初はふらりとやってきては懐いてくる野良猫を可愛がるような、そんな感情だった。


何をする訳でもなく寄り添って抱きしめてくれて、くだらない話しで笑いあって。


いつの間にかセンリとの時間が大切なものになり、恋に気付いて愛を知った。


運命なんて言葉は好きじゃないけど、センリ相手にならいくらでも使いたい。


あの辛い別れはセンリと出会うためのものだったんだって、信じたい。