「お父様は私に自殺しろと?、、、ですがこれが運命なのならば私は地国の王子に嫁いでいきます。」
「拒否権は王女である私にはないのですから。」
(えっあのワガママ王女がめちゃくちゃ悲しい顔してる、、、まぁそうか私も嫌だし地国の悪魔に嫁ぐとか。)
「ん?わしは自分の子は地国に嫁がせんよ?」
王の言葉にさらにざわめき出す執事やメイドそして警備員。
お父様それはどうことでしょうか?贄嫁は各国の第1王女ではなければいけません、、、それにお父様の子供ではないということは、貴族や、平民から贄嫁として出すということでしょうか?」
これまた王はにこりとしながら
「あぁそうだよ。」
「そっそんなことをしたら、地国のもの激怒してしまいます!」
(えっ王族から出すんじゃないの?貴族や平民から?それじゃあなんの関わりもない人が不幸をみなきゃいけないじゃない!)
(それにこのおオジさん頭おかしいんじゃないの?唯一魔力がない国が人国なのにあの悪魔共を怒らせて火の海にするつもり?)
「ではどなたが贄嫁となるか決められているのですか?」
王は急に私の方に目を向けた。
私は思わずドッキとしたなぜなら、嫌な予感しかしないからだ、、、、、。
「ベツィだよ長年ジーナの侍女として支えてきたからなぁ、、、、。」
「それに拾って育ててやったんだ恩を返してもらわなければならぬ。」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ」
自分でもこんな声出るなんて知らなかったぐらいの声が出た。
「ん?何かおかしいか?べツィ。」
「いやいやいやおかしいだろ絶対、お前は人間界滅ぼす気かアホかこのくそジジィ!」
本来なら王に絶対こんなこと言わないけどキレすぎて暴言をぶちかましてしまった。
「アホとはなにかべツィ国を統べる王だぞ…まぁよい、本来なら不敬罪で死刑だか悪魔の嫁になると言うならば許してやる、、。」