シュバッ。
赤く燃えたぎる炎がこの大きな部屋をさらに照らす。
「フフフ…………気に入ったわ!炎の力の持ち主は貴方が初めてよ!」
「王女様にお褒めの言葉を頂くのはとても光栄です。ありがとうございます。」
(あれ絶対にイカサマだって…………。)
盛り上がりを見せるこの中一人だけいかさま師疑惑を振りかけようとする
王女の侍女……ハイ私のことです!!
(だってあれ絶対おかしいよ手から炎って(笑))
(馬鹿だな王女…………。)
王女の侍女なのに禁句を心の中で叫び続ける私・・・・・・・多分相当ヤバイだろう。
「ねぇ~ベツィー本物の炎か確かめて〜。」
「今なんて言いました?バッいや、ジーナ王女 。」
「今貴方私をバカと言おうとしたでしょう。」
「いいえ我が君、そのようなことは口に出しておりません。」
多分今私は最高に冷や汗を書いているだろうだって相手は王女なのだから。
「そうよね!こんなに綺麗で頭のいい娘にバカなんて言わないよね!」
「きっと薔薇王女って言おうとしたのね!」
「そっ、そうですそうです、そう言おうとしたのです!"」
(良かった馬鹿で…………………。)
ホッとため息をついた。
「それより炎が本物か触って確かめてベツィー。」