そう言えばご飯を買ってきたって言ってたな。

おにぎりは私の好きなしゃけである。

好きなおにぎりの具を教えたことあったっけか?

いや、いつも食べているから見ていたのかも知れない。

「ありがとうございます」

私は星崎さんの手からストレートティーとおにぎりを受け取った。

「最後まで頑張りましょう」

そう言った星崎さんに、
「はい!」

私は首を縦に振ってうなずいた。

好きなおにぎりの具を知っていたことと励まされたことによって、自然と元気が戻ってきていた。

よし乗り切るぞ!

おにぎりを食べ終えると、再びパソコンと向きあった。