「今、石原さんと話しあいをする約束を取りつけました。

明後日の19時に2階のカフェですることになりました。

そこでいろいろと話をして決着をつけるつもりです」

そう言った星崎さんに、
「私もその話しあいに立ち会ってもいいですか?」

私は言った。

「えっ、でもこれは僕と石原さんの問題ですし…」

「こう言う時に部下に頼らなくてどうするんですか?

私も立ち会わせてください」

星崎さんの話をさえぎるように、私は言った。

もうこれ以上、彼の不安な顔を見るのはごめんだ。

こんなことでしか好きな人の役に立てない自分が情けなくて仕方がない。

「仕方ありませんね、わかりました」

星崎さんは呟くように言って話しあいに参加することを許可してくれた。