《臼井side》


「もう、辞めです。


 やっぱり……」


沙也加は泣き笑いの笑みを浮かべる。


「臼井くんが好きなんです。」


丁寧にお辞儀をする。


だから尾形言ったじゃん、


魔法をかけてあげただけ。