《臼井side》


死んでくれたらいいよーーーーーー


その言葉に俺は息ができなくなりかけた。


自分で決断をするより苦しいことだった。


「そしたら私は、笑うよ。」


「尾形先生に見せた…」


「辞めろよ!!」


つい言葉が荒くなる。


「尾形なんて言うな!!俺だけを見てろよ!」


「だから!もうあんたなんか死んじゃえば!?」


沙也加は少し自分の言葉に戸惑い


ごめんと目で謝った。


悪い子じゃないのは分かる。


でも俺はまだ死ねない。