辺りを見渡すが、沙也加らしき人は


いない。


雑魚ばっか集まってくんなよ。


「なー、丹波…沙也加は?」


「あー、おがたんばりんに呼ばれてた。
 多分理科の準備室~。」


また、尾形せんせーか。


浅くため息をつくと、立ち上がった。