残暑がまだまだある9月のある日私は恋に落ちた。
相手は近所の接骨院の先生。先生は22歳私は18歳、5歳差の片想い。

どうして接骨院に行くことになったのか。そこから話していこう。

高校最後の体育祭の練習中。種目は台風の目。太っているのに筋肉はないから遠心力ですっ飛ばされて足を捻挫した。

腫れた足を見て「痛そうだねー。ちょっと触るね」優しい笑顔と優しい声でそう言った。
その日から私の長い長い片想いが始まった。