30分後。
オレはすっかりおとなしくなっていた。

さつきにあーでもない、こーでもないと、いじり倒され、やっと出来上がったのは・・・



「おお!」

「うーん、丸顔は隠せなかったんだけどさ、なかなかいいと思わん?」



鏡の中のオレの顔は・・
なかなか、いい感じ。
いや、マジで。

オレはさつきのテクに感心した。


「なかなかやるじゃん、びっくりしたよ。」

「っふふーん。お兄ちゃん、パーツはなかなかカッコいいんだからさ、磨けば光るよ、きっと」

「さつき、ナイステク!」

「でも、丸顔だけど!」

「ムッキー!」

「あはは!」