「うん、勉強道具持って行くね」




そうは言ったものの




部屋で、ていうか密室で二人きり…




「…~っ」




「七海、今いい?」




部屋の外で卓哉の声がした




「いいよ」




「慎二にカテキョやってもらうんだ?」




「うん、卓哉も一緒に勉強する?」




「んー、たまには家で勉強もいいかも」




「じゃあそうしよう!」




卓哉もいたら緊張しないで済むよね




「あ、チョコ大丈夫だった?」




すっかり聞くの忘れてた