《ちょっと先生忘れ物したからとってくるねー。》

先生が扉から出た。
その瞬間、
みんなは、去年と変わらず、

私を冷ややかな目で、そして、また遊んでたんだろ。とか、担任のいない所で言い始めた。

私は、秦野に頼りたかった、でもクラスが違う。
この時もし、助けてくれてたら、

秦野が同じクラスなら、どれだけ楽だったのだろう。

私はこの日から、自分が嫌になって、
他人も信じれなくなった。