ちょっと乱暴で不器用だけど、本当は純粋で優しい人。
ふたりきりの時間はラブレターの書き方を教えるためだけの時間。ただそれだけだったはずなのに。
手紙でしか伝えられない気持ちがここにある。
*
ラブレターの書き方の先生と生徒として関わり始めたふたり。
優しくて真っ直ぐな彩ちゃんに私は恋しました。
そして少し不器用だけど純粋な心を持っている章。
ああ、ふたりともなんて綺麗なんだろう。
このお話の中で、紙に書かれた気持ちのやり取りが行われます。その中でも1番心に響いたのは短いけど率直な相手を想う言葉「好き」が書かれた破られたノートの1ページ。
こんなに真っ直ぐな「好き」は滅多にお目にかかれません。気持ちを伝えるっていいことだね。
手紙を通じて手を取り合ったふたりの恋のお話、ぜひご一読ください。