はじめましての方もお久しぶりの方もどうも、ひい。です!
この作品を書き始める前に、郵便局の方の手紙の書き方講習を受けました。
そこでたくさんの手紙を紹介していただいたのですが、便箋に書かれたものだけではなかったのです。
木の板、ダンボール、たくさんありました。
日本の郵便局ってすごいですね、住所と宛名が書いてあれば大抵のものは相手の元に届けられるんです。
そこで作中にもたくさんの手紙を出すようにしました。
そして同時に思い出した、小学生の時にもらった、四角く折りたたまれたメモ用紙。
誰にも見つからないように、慌てて掌に押しこめられてくしゃくしゃに歪んでしまったあれ。
そこに書かれた好きの嬉しかったこと。
中学時代のメール、高校時代のLINE、便利になっていった一方で不便だった小学生時代の手紙がなにより愛おしいと想いました。
この作品の中に、手紙の魅力をこめられていたら幸いです。
少しでも誰かが手紙をまた書きたいと思ってくれたならと願います。
作中に出て来たふみと一条が主人公の『放課後コイ綴り』という作品もありますので、よろしければのぞいてみてください。
彩はちょっとだけいます。章はいません。
作業BGMはmacoさんの『love letter』で。
それでは、読んで下さった方に溢れるほどの愛を押しつけて。
2017/01/31