「黙りません。教えてくれるまで私は先輩のいうこと何一つ聞きません。」 やばい。声が震える。 先輩に睨まれるだけでこんなに怯えてしまう自分は弱い。 「ふん、勝手にしろ。」 先輩はただ一言そう言って生徒会室を後にした。 「おい北野ぉ。何やってんのお前…」 先輩が出ていくと小野くんは呆れたような声を出す。 「だって、納得出来ないもん。」