「え、純粋な質問いいっすか?」



「…なんだ言ってみろ。」



一通り目を通したのか、加藤くんが首を傾げる。




「なんでこの役割俺なんすか?舞花センパイと同じクラスの小野先輩のが効率いいじゃないっすか。」




加藤くんがそういうと先輩はうっ、と顔をしかめた。



「…小野には佐野がいるだろ。」



「うわ、カイチョー、公私混同してるんだ。生徒会の仕事にそういうの持ち込まないでくださいよ?」



「〜〜っ、だからお前に見せたくなかったんだ!」



先輩はそう言ってギロリと加藤くんを睨みつける。