しばらくすると、 「…はい。代わりました、小松です。」 とてもとても不機嫌そうな声が聞こえた。 「赤井っす。覚えてるか?」 多分、この声はあの小松に間違いない。 「北野の幼馴染か…」 するとため息をつかれる。 「学校の電話を使うバカがどこにいる。今から番号教えるからそこにかけ直せ。」 そういうなり、自分の電話番号をいう小松。