「…先輩、」



「あー、話の途中だったな。」



「帰りますね。では。」



「って、おい…!」




付き合ったのならなおさら会えない。



だってーー亜子ちゃんにすごく嫉妬してしまうから。



出来ることなら先輩の幸せを願いたい。でも。それは私にできない。



「嫉妬で狂っちゃいそう…」



生徒会室を出てから一人つぶやく。