「信じちゃ、ダメだよ。先輩…」 振り向くとそこには北野がいた。 「起きたのか。」 「ま、舞花…いつから聞いていた?」 赤井がそう言うと北野は1歩ずつ近づいてきた。 「ついさっきから。木村くんが腹いせに私を襲ったってところからだよ。」 北野は赤井を睨みつけながらそういう。 そこからということは、赤井が北野のことが好きだった、ってことは聞いてないのか。 なぜか少しホッとしてしまう自分がいる。