その日の夜
当時付き合っていた幸次と
電話していたとき
キャッチが入った
あたしは
彼氏に断りを入れ
電話に出ると
今日出会った背の高い男からだった
戸惑うあたしに
彼はこういった
「こんばんは
夜分にすいません
携帯が見つかったので
貴女に一言お礼がいいたくて……
ありがとうございました」
「あ、いえ
見つかって良かったですね」
「はい
ほんと貴女に感謝しています
俺、上杉っていいます
うえすぎたつや
名前訊いてもいいですか?」
「え、あ。
相澤です
あいざわくるみ」
「くるみさんか…
かわいい名前ですね
ありがとうくるみさん」
「あ、いえ」
「じゃあくるみさん
失礼します
夜遅くにすいませんでした」
「いえ
これから携帯無くさないように
気をつけてくださいね」
あたしがそういうと
彼は含み笑いをした
「はい
これから気をつけます」
律義な人だなと思いながら
電話を切った
その後
幸次と他愛ない話をしてる間中
なぜか
上杉という男が
頭の中でちらついて離れなかった
当時付き合っていた幸次と
電話していたとき
キャッチが入った
あたしは
彼氏に断りを入れ
電話に出ると
今日出会った背の高い男からだった
戸惑うあたしに
彼はこういった
「こんばんは
夜分にすいません
携帯が見つかったので
貴女に一言お礼がいいたくて……
ありがとうございました」
「あ、いえ
見つかって良かったですね」
「はい
ほんと貴女に感謝しています
俺、上杉っていいます
うえすぎたつや
名前訊いてもいいですか?」
「え、あ。
相澤です
あいざわくるみ」
「くるみさんか…
かわいい名前ですね
ありがとうくるみさん」
「あ、いえ」
「じゃあくるみさん
失礼します
夜遅くにすいませんでした」
「いえ
これから携帯無くさないように
気をつけてくださいね」
あたしがそういうと
彼は含み笑いをした
「はい
これから気をつけます」
律義な人だなと思いながら
電話を切った
その後
幸次と他愛ない話をしてる間中
なぜか
上杉という男が
頭の中でちらついて離れなかった