「元気になってまいりました」

「君の舐め方がうまいから……」

あたしが舐めてる間
彼はずっとおっぱいを揉んでいる

「おっぱい好きなの?」

「おっぱいは人類史上
 最高傑作だよ
 今までおっぱいに似た様々な
 丸く柔らかいモノを触り揉んできたけど
 生のおっぱいは
 過去の全てのソレを凌駕するよ
 うえへへへ」

え、なに?
なんかわかんないけど超キモい

「丸く柔らかいモノって
 プリンとか?」

「プリンは食べ物だからね
 ……あっ、裏側舐められたら
 すごいきもちいい」

あたしは
彼の裏筋に舌を這わせて
さらに訊く

「ゴムボールとか?」

「あれは駄目だよ
 ただのゴムだから
 一番感触が似てるのは
 やっぱりダッチワイフかな
 君のおっぱいを触るまで
 ぼくにとって
 人形のシリコンが
 本物のおっぱいだったからね」

「本物のおっぱい揉んでる感想は?」

「え、ん~そうだな
 質感といい
 弾力、形状、触感
 ぱーふぇくとだよ
 舐められながら揉むのもいいね
 眺めがたまらない」

「さらに
 あたしとエッチもできるんだよ」

「ほんと夢のようだよ
 うふへへへ」

コロ助は奇怪な笑いかたをする
マジきもい

あたしは
コロ助の股間から顔を離す
彼のは勃起しても
中指程度の長さしかなかった
こんなに短小はみたことない

コロ助は
コンプレックスの塊なんだろうと
あたしは考えた

身長もあそこも小さいし
前髪の後退を
懸命に隠そうとする髪型
短足
背中に生えた毛は
小熊を連想させる
豚のような鼻に
岩場みたいな髭跡
ぽっこりと突きでた腹

思わず同情したくなるほどの容姿

まるで
過去の自分をみているようで
なぜかコロ助が愛しくなった

「ねぇ
 おじさん
 ……いいよ
 生で入れても……」