一つ疑問が過ぎった

店の売り上げは
No.4に位置付いても良いはず
なぜ俺は
No.11なのか……

野田が店にやってきたとき
彼を呼び止めて
俺は疑問をぶつけた

すると
野田は静かに
こういった

「流川 きつね…
 2ヵ月前の新人が
 No.11か…なるほど
 この店はね
 普通のホストクラブじゃないんだよ
 No.1になるためには
 女を献上しなくてはいけないんだよ
 教えてもらってないのか?
 ただの女じゃ駄目だ
 若くて活きの良い上玉をね」

野田はそれ以上
口にせず俺から離れた