8月6日
オランダ・アムステルダム
パリを出た私は、ベルギーの首都ブリュッセルで1日過ごし、昼過ぎにオランダへ向けて出発した。
ブリュッセルとアムステルダムなんて、鉄道でたったの三時間弱の距離だと言うから驚いてしまう。
ブリュッセルは小さな街だったけど、ジャン・コクトーが“絢爛たる劇場”と称したグラン・プラスという美しい広場を中心に、歴史的建造物や美術館が立ち並ぶ、見所の多い所だった。
ワッフルやチョコレートなど、日本でも馴染みのスイーツが溢れていて、かなり女心をくすぐられる所でもあった。
街中は徒歩で充分回れて、もちろん、かの有名な“小便小僧”にも会ってきた。
街の一角にひっそりと佇んでいて、あれだけ有名な割には、すごく控え目な姿に驚いたのだけれども。
でも、観光客はひっきりなしで、人気者ぶりは、ブリュッセル一だったに違いない。