「信じてれば、きっとまた、めぐり会えるよ!私は信じてる。リリィとも、アキとも、また必ず会えるって。だから、せっかくここまで来たんだよ!もっと元気出して、楽しもうよ」
ポカーンと口を開けて驚いてたジュンだけど、ハッと我に返ると、またいつものように、大きな口を開けて笑い出したんだ。
「レイ!お前、ほんまにオモロイなぁ。今のはビックリしたわ。なんや、リリィがのりうつったんかと思ったわ。俺としたことが、どうかしてたな。楽しまな損やわ。よっしゃ、行くでー!」
「うん!」
そうだよ、ジュン
あれは、永遠の別れなんかじゃない。
私たちは、またきっと、この旅のどこかでめぐりあえる。
そういう運命なんだから……