「舞子、もしかして知らないの？」
「なによ光と影って。」
風華は戸惑っている私を見て少し楽しそうだ。一体何が言いたいのだろう…。
「なぁんだ。知ってると思ってた。知らないなら教えてあげるー♪」

何を言われるかわからない恐怖と、いつもとは明らかに雰囲気の違う風華の姿をみて私はなんも言い返すことが出来なかった。
固まっている私を見ながらベラベラと風華が喋り出す。
「舞子は光。沙羅は影。舞子は知らないだろうけどみんなは裏でそうよんでるの。」
「わ、私はそんなこと思ってもないしそんなんじゃない！」

「まぁまぁ舞子落ち着いてよ。悪いこと言ってるわけじゃないし。舞子は光よ？舞子にはなーんも害はないじゃない。」

違う…違う違う違う！私は…沙羅をそんなふうに言って欲しくないだけなのに！！でも、風華にそんなこと言ったら…。。

戸惑ってる私をものともせず、風華はまた話し始めた。