風華は、私と舞子が仲直りしたことが気に食わないらしい。私のことは当然のようにシカトしてくる。まぁそれはそれでジャマが入らずありがたいことだけどね。
しかし以外だったのが舞子のこともシカトしていることだ。
舞子に対しては徹底的にシカトしている。ぶつかっても目すら合わせない。声をかけられても素通り。話しかけられても当然のように無視。まるでその場にいないかのような扱い…。見てるこっちからしてみれば少し可哀想だが、それが舞子の運命なのかもしれない。私は舞子とは一緒にいるが庇うなどということは絶対にしなかった。
ある日の放課後…
「ごめんっ沙羅!トイレ行きたいからちょっと待っててもらえる?」
「わかったー、待ってるね」
にっこり微笑み返す。
教室には何人かまだ残っていた。私は1人机に戻りスマホをいじって待っていた。
するとある生徒の話が耳に入った。