______帰り道

前を歩いている人物に驚いた。
それは日向だったのだ。


海「あれ?日向じゃん。おーい、日向ー!」

日「⁉︎海斗じゃーーん!宵も!何よー?2人でデート?」

海「は、はぁ?デートなわけないだろ!」

ズキン
デートじゃないのはわかってた。でも、今日2人きりで居れて嬉しかったのになぁ。そんな必死に否定しなくてもいいじゃん。


こいつが日向を好きなのは丸分かりだ。
日向はちゃんと名前を呼ぶ癖に私のことは名前で呼ばない。というか、海斗が女子を名前で呼ぶのは日向だけだ。
しかも、私と日向との扱いの差は酷い。私には乱暴な言葉使う癖に、日向には全然使わない。

って、私嫉妬し過ぎでしょ…
やめたやめたー
別のこと考えよう。