背が高く顔はマフラーで半分隠れている。





後ろには大きなスーツケースがあり手提げ袋を右手でもっていた。





一本の赤いバラがその袋には入っている。






こんな恰好をして私の家に来るのは一人しかいない。





私は昔よく呼んでいた名前を言った。