それでも、最後には「手紙ありがとな」と絶対に書かれていて、すぐに返事が書けないことを謝っているようにも感じて謝らないでと手紙に書く勇気がない。





結局手紙にはいつもと同じ内容を書いたりして体には気をつけて、としか書けなかった。





そんな考え事をしているとあっという間に七時を回っていた。





急いで夕食の準備をする。





私は今一人暮らしをしていて親からの仕送りを少し貰っているくらいであとはバイトなどで生活費を稼いでいた。





たまに親が来るが、帰りに寄っただけでお茶を飲むとすぐに帰ってしまう。




早くあのばかは帰ってこないだろうか、冬になるとどうしても寂しい。