後ろを向いたら羚斗先輩がこっちに向かって走ってきて

え?え?ってなってると

「リュックのせいでスカートめくれてパンツ見えそうになってるよ」
って耳元で小声で言われながら
リュックを直してくれた羚斗先輩

テンパりすぎて、何が起こってるのか理解できてない

「気をつけてね。蓮ちゃんは可愛くて人気なんだから他の男に見られちゃうよ」

「いや、私可愛くないので見る人いないです!!!」

「またまた〜」

「この子天然なんです」って未来に言われた

とりあえず羚斗先輩に話しかけられたのと、可愛いんだからって言われたのが嬉しくてしょうがない

「そうなのかよ!
てゆうかね、ずっと気になってたんだけど、そのスウェットどこで買ったの??それめっちゃいい!」

「あの、私、古着屋でバイトしてて、そこで買ったんです。この色の大きいサイズならまだ店に置いてあったと思います!」

「まぢか!どこのお店??俺行きたい!!!」

「今から蓮バイトなので一緒に行くのはどうですか?」

未来に無理無理と顔で訴えたが無視された

「いいね!ついて行ってもいい?」

「は、はい!!」

「じゃあ海弥もいこ〜」と羚斗先輩が言うので

未来に良かったね!と小声で言うと、うん!って笑顔で言ってくれた