「僕がいないときは、新と一緒にいて。
その方が、安全でしょ?」
学校の中の危険とは?
と思ったけど、ここまで目立っちゃったなら仕方ない。
私は素直に頷いた。
「はーい、じゃあもう紬と新は仲良しね、
じゃ、僕はお昼寝してくるから。
新頼んだよ」
自分がお昼寝したいだけだったのか。
さっさと教室を出ていく真白くんはいつになく眠そうだ。
「真白は、いつも寝てるから。
紬サンは俺と一緒にいようか」
「あーうん」
これは……、友だちできないフラグ?
ちょっと見回してみると、やっぱりそうだ。
新も結構目立つ方らしく、まぁ千哉たちといるからそりゃ当然なんだけど。
私と新の場所は確実に教室のなかで切り離されていた。