だかそれは無念にも聞こえてしまった


『雅,あいつじゃね?』


「なんとか翔だろ?多分あいつだ」


『どうする?捕まえるか?』


「いや,今日はいい。顔だけバッチリ覚えたし」


そいつは煙草を足でふんずけながら


翔の方を睨んだ