涙が頬を伝った


その涙は悲しくて悔しくて


やり切れない想いだった


すると静かな屋上に着信音が鳴り響いた


「ハィハーイ!絵理ちゃん?裕也だよ〜
えっ今から?全然OK!じゃダッシュで
行くからねぇ〜」


今まで聞いた事もない言葉使いだった


「どっか行くの?ってか彼女?」


するとびっくりする答えがかえってきた


「うっせぇよ。ただの女だよ
いちいちうざいんだょ」


裕也は捨てゼリフを吐くと


屋上を出て行った