『ねぇラッコ見に行こっか!』


あっ,唯斗覚えててくれたんだ。


『うん!』


アタシは嬉しくてたまらなかった。


『キャ〜♪可愛い〜超癒される』


一人ではしゃいでいた。


『よかった。誘って』


そんな唯斗の言葉も耳に入らず


ラッコばかり釘付けになってぃた。


『翔 喉渇いてなぃ?ちょっと休憩しょう』

アタシ達は外のテラスに座った。


『ちょっと待っててね!』


アタシは売店にジュースを2人分買いに行った。


さっきチケット買ってもらったから


ジュースぐらい奢ろう。


戻ると唯斗は海を眺めていた。


『どぅしたの?疲れた?』