するとそこには真っ黒コゲになった


体育館シューズや 煙草の吸い殻


扉の内側には真っ赤なマジックか何かで


『いい加減消えてくんねぇかな?

これ以上調子乗ってると命ないから』


アタシは悔しくて堪らなく


自分の鞄をもって教室を跳び出した


教室の前には野次馬がいっぱいいた


だけど正直の所それどころではなかった


学校を出ると門の前に


2年の金髪や不良が固まっていた


アタシの顔を見るなり


全員が睨んできた


だかアタシはそんな事も気にならなくて


夢中で走っていた