この辺りじゃ食べられないと思うけど、いつか君にも食べてもらいたいなぁ。


登坂さんはゆでたまごが好きなんだ。
確かに簡単だし、美味しいよね。(料理とかじゃないんだって、笑われちゃう理由もちょっとだけわかるけど(笑))
ゆでたまごは断然半熟派です。


オススメした本、もう読んでくれたんだ!
すごく早くてびっくりした。

俺もね、ラストシーンの主人公の言葉が、この物語の中で一番好きなんだ。
未来への希望に満ちた、いい言葉だなぁって。……って、何言ってんだろね、俺(笑)
同じ本を読んで同じように感じられて、嬉しいです。


登坂さんのオススメ、楽しみにしてるね。
それでは。】




最後まで字を辿って、読み終えた手紙を丁寧に封筒にしまう。


へへへ。いつか君にも、だってさ。

そんなふうに言われたんじゃ、食べるしかないじゃんね。

姫路まではちょっと遠いからいつになるかわかんないけど、ちゃんと食べないとね。