「今日の体育は女子が体育館、男子がグランドな! 男子、間違えて体育館行くんじゃねぇぞー」
「バッカ、行かねぇよ!」
「そうやって言うやつほど行くんだよ」
終始賑やかな雰囲気で行われた朝礼。
1時間目の授業は数学で、引き続きサトタツとの時間を過ごした。
その授業終わり、真田がサトタツに呼ばれた。
珍しく起きていた私は、姿勢よく教卓へと歩みを進める真田をぼんやりと眺めた。
サトタツが持っていたファイルの中から何やらルーズリーフを取り出し、2人でそれを覗き込んでいる。
「……」
仲良いよなぁ、あの2人……。
頬杖をつきながら視界に2人を捉え、考えを巡らす。
サトタツは男女問わず人気。
その一方で、真田は達観してるように見える。
うーん、でも……なんだろう? 真田とサトタツの間には、他の子達にはないような信頼がある、ような気がする。
「バッカ、行かねぇよ!」
「そうやって言うやつほど行くんだよ」
終始賑やかな雰囲気で行われた朝礼。
1時間目の授業は数学で、引き続きサトタツとの時間を過ごした。
その授業終わり、真田がサトタツに呼ばれた。
珍しく起きていた私は、姿勢よく教卓へと歩みを進める真田をぼんやりと眺めた。
サトタツが持っていたファイルの中から何やらルーズリーフを取り出し、2人でそれを覗き込んでいる。
「……」
仲良いよなぁ、あの2人……。
頬杖をつきながら視界に2人を捉え、考えを巡らす。
サトタツは男女問わず人気。
その一方で、真田は達観してるように見える。
うーん、でも……なんだろう? 真田とサトタツの間には、他の子達にはないような信頼がある、ような気がする。