冬休みが明けて、靴箱ポストはリョータに手紙を届けてくれた。
それから数日。
「えー、今日は花山先生がお休みなので俺がこのクラスの担任でーす」
聞き慣れたチャイムが鳴ったのと同時に教室に入ってきたのは、これまた見慣れた出席簿を持ったサトタツだった。
思いがけないサトタツの登場に、教室がざわつく。
「なんでサトタツ? 花ちゃんは?」
「体調崩されたそうでなー。で、俺が代担で来たってわけ」
花ちゃん──もとい花山先生、大丈夫かな。休むなんてよっぽど体調悪いんじゃ……。
教室内に、花山先生の体調を心配する声があちこちから上がる。
その裏側に、ちょーっとだけ見え隠れする歓喜の空気。
さすがサトタツ、人気者だなぁ……。
それから数日。
「えー、今日は花山先生がお休みなので俺がこのクラスの担任でーす」
聞き慣れたチャイムが鳴ったのと同時に教室に入ってきたのは、これまた見慣れた出席簿を持ったサトタツだった。
思いがけないサトタツの登場に、教室がざわつく。
「なんでサトタツ? 花ちゃんは?」
「体調崩されたそうでなー。で、俺が代担で来たってわけ」
花ちゃん──もとい花山先生、大丈夫かな。休むなんてよっぽど体調悪いんじゃ……。
教室内に、花山先生の体調を心配する声があちこちから上がる。
その裏側に、ちょーっとだけ見え隠れする歓喜の空気。
さすがサトタツ、人気者だなぁ……。