リョータが突然手紙を寄越さなくなった理由がわからない。

何かしちゃったのかなとか、飽きられちゃったかなとか、そんなネガティブな考えが常に渦巻いている。

自己嫌悪に苛まれて、私はまた机に顔を伏せた。

うじうじした自分に向けられる真っ直ぐな視線を受け止められる自信もなかった。


「……これは重症ね」


真田はそれ以上この話題に触れることなく、次の授業で行われる小テストだか何だかの話をしていた。




放課後の部活を終えて、帰るタイミングの重なったトモちゃんと一緒に昇降口を目指していた。


「明日はどうやら晴れるみたいですよぉ」

「え、そうなの!?」


徐に伝えられた吉報に、思わず食いついてしまう。

そんな私に、トモちゃんがクスクスと笑った。


「朝、お天気お姉さんが言ってました。明後日からはまたお天気崩れるかもだそうですが」

「そっか。でも、1日だけでも晴れてくれたら全然違うよね」