お行儀悪いし1人だと恥ずかしいけど、人気のない道を選べば何とかなるんじゃないかなぁ……。
と、1人で思案しつつ、コンビニに足を踏み入れる。
一直線にお弁当コーナーに向かい、迷う時間さえ惜しくて、1番初めに目に付いたスタミナ丼を手に取った。
そのまま、レジに持っていく。幸い、他のお客さんの姿はない。
買うか買わまいかを散々悩んだ結果、店員さんにお弁当を温めてもらっている間にコンビニオリジナルのチキンも注文してしまった。
スタミナ丼とチキンの入った袋を手に提げて、コンビニを出る。
さっきからぐうぐうと空腹を訴えている私のお腹が、食料を手に我慢してくれるはずもなく。袋からチキンを取り出し一口頬張ってから、人の少ない道を通って帰ろうとくるりと体を翻した。
その時、
「……あ」
駅のほうから歩いてくる、ジャージ姿の康介の姿が見えた。同じくして、彼も私の存在に気付く。
まさかの遭遇に、私はチキンを咀嚼するのを止め、康介もまた、ぴたりと足を止めた。
と、1人で思案しつつ、コンビニに足を踏み入れる。
一直線にお弁当コーナーに向かい、迷う時間さえ惜しくて、1番初めに目に付いたスタミナ丼を手に取った。
そのまま、レジに持っていく。幸い、他のお客さんの姿はない。
買うか買わまいかを散々悩んだ結果、店員さんにお弁当を温めてもらっている間にコンビニオリジナルのチキンも注文してしまった。
スタミナ丼とチキンの入った袋を手に提げて、コンビニを出る。
さっきからぐうぐうと空腹を訴えている私のお腹が、食料を手に我慢してくれるはずもなく。袋からチキンを取り出し一口頬張ってから、人の少ない道を通って帰ろうとくるりと体を翻した。
その時、
「……あ」
駅のほうから歩いてくる、ジャージ姿の康介の姿が見えた。同じくして、彼も私の存在に気付く。
まさかの遭遇に、私はチキンを咀嚼するのを止め、康介もまた、ぴたりと足を止めた。