「蓮のイトコがまた来て、蓮いないなら歌わせろって。そしたらしつこくしないって言ってきて。しょうがなくオッケーしたら、歌えるオリジナルが“宝物”だけだって言ってきたんだ。最初、桐十は断ったんだけど、あの女に限界だったんだよな?来てほしくない一心で…。」
「許可したと。」
凱の言葉に柚乃が低い声音で続ける。
柚乃を見ると、オレ達三人をすごい目力で睨み付けたあと…キレた。
「…あんたら殺されたい?!なんでオッケーすんのっ?!蓮の立場考えた?なんで、二人止めなかったの?なんで、よりによって蓮の彼氏であるあんたが許可すんの?!なんで、蓮のいちばん好きな曲なの?!これから先、蓮はいちばん歌うのが好きだった曲を…純粋に好きだと思えずに歌わなきゃいけないの?ねぇ、なんでっ?!」
泣きながら訴えてくる柚乃に、何も言えない情けないオレ。
「散々、1週間舞花といちゃつくとこ見せつけておいて、まだ足りなかった?!蓮を傷つけまくって、避けられてるのもわかってたよね?蓮以上に大事にしなきゃいけないものはないんじゃなかったの?連絡とれてもあんたらには教えないから。反省しろっ!」
勢いよく飛び出していく柚乃。
きっと、電話しながら探しにいくんだ。
オレも探さないと。
手遅れかもしれないけど、蓮は手離せないんだよ。
蓮、オレのところに帰って来て。
「許可したと。」
凱の言葉に柚乃が低い声音で続ける。
柚乃を見ると、オレ達三人をすごい目力で睨み付けたあと…キレた。
「…あんたら殺されたい?!なんでオッケーすんのっ?!蓮の立場考えた?なんで、二人止めなかったの?なんで、よりによって蓮の彼氏であるあんたが許可すんの?!なんで、蓮のいちばん好きな曲なの?!これから先、蓮はいちばん歌うのが好きだった曲を…純粋に好きだと思えずに歌わなきゃいけないの?ねぇ、なんでっ?!」
泣きながら訴えてくる柚乃に、何も言えない情けないオレ。
「散々、1週間舞花といちゃつくとこ見せつけておいて、まだ足りなかった?!蓮を傷つけまくって、避けられてるのもわかってたよね?蓮以上に大事にしなきゃいけないものはないんじゃなかったの?連絡とれてもあんたらには教えないから。反省しろっ!」
勢いよく飛び出していく柚乃。
きっと、電話しながら探しにいくんだ。
オレも探さないと。
手遅れかもしれないけど、蓮は手離せないんだよ。
蓮、オレのところに帰って来て。