ゴロゴロ…


やだっ!雷鳴りだした! お風呂入ってないのに…
雷鳴っている時はいつもお母さんと入っていた。 


今日はお母さんいないし、一人で入るしかないかぁ。 

「雷鳴ってるな。風呂入るか。」


「うっ、うん。」


「一緒に入る?」


「いいの?!入る!!」


やばっ!勢いで言っちゃった… 


「ふーん?じゃぁ、入ろっか。」


そう言って、お兄ちゃんは私を脱衣場まで連れて行った。 


「お兄ちゃん!さっきの冗談!」


「じゃぁ、一人で入るの?」


ひどいよ…。そんな顔して言われたら断れないのに。

「…一緒に入る」


小さく言ったのに、お兄ちゃんには聞こえたらしく、服を脱がされた。 


「ちょっ…お兄ちゃん!」

「…なに?」


お兄ちゃんはスカートを脱がそうとしているので、軽く抱きあっているようになっていた。 


「自分で脱げるよ!」


「へー。じゃぁ、脱いで?!」


「ううっ!お兄ちゃんも脱がなきゃじゃん!!」


そう言うと、お兄ちゃんは服をバッと脱いだ。


ほどよく筋肉が付いていてカッコいい…


「何?照れてるの?」


「照れてないもん!」


そう言って、勢いでスカートを脱いだ。 


気がつくと、お兄ちゃんもトランクスになっている。

これ以上は脱げないッ!!

「脱げないの?」