―――サキの部屋―――
私はお兄ちゃんのあの時の顔が気になって、ボーと着替えていた。 


ちょうど下着姿の時。 


「サキ入んぞ〜」


返事をするのがおそかった。


「ちょっと待っ…」


時すでに遅し。 


私はお兄ちゃんと下着姿で対面してしまった。


「…キャーー」


「わりぃ!!」


ヤバイ…
見られた。 
恥ずかしいッ!!
というか、今日は勝負下着というやつで…
たまたま着てたんだけど。お兄ちゃんに見られるなんて… 


ううっ…
消えてしまいたい思いを捨てて、お兄ちゃんを呼んだ。 


「…お兄ちゃん。入っていいよ。」


お兄ちゃんはドアの前に背を向けてたっていた。 


「お兄ちゃん…?」


「あ、あぁ。」


そういえば今日お母さん達いないんだ。 


結婚記念日で旅行するとか言ってたなぁ。


「どうかしたの?」


最近お兄ちゃん、よく私の部屋に来るなぁ。


なんてのんきに考えていた。 


「あのさ…」


「うん。」


「あの…」


「うん?」


「あのDVD面白かったよな!また見ような!」


お兄ちゃん、何かごまかしてるのかな? 


でも、隠したいことだろうし… 


「うん♪今日お母さん達いないし、このDVD見ない?」


私が取り出したのはコテコテのラブストーリー。 


「…そうだな。じゃぁ、俺行くな。」


そう行って出ていった。 

お兄ちゃんほんとは何の話だったんだろ? 


あっ!ご飯作らなきゃ♪ 

結構、料理つくるのは得意(*´∀`*)
お兄ちゃんに、おいしいって言ってもらうんだッ♪ 

さっきの事なんてすっかり忘れて、料理を作る。 


できたぁ(o>ω<o) 

お兄ちゃんの好物ばかり♪
喜んでくれるかな?