そして、月曜日。
昨日、父がいない時間に


前の学校の制服とか
荷物とかを持ってきた。


その制服を着て
美空と一緒に学校に行くと


美空の学校の男子の制服は学ランらしく
たまたま俺の学校も学ランで
あんまり目立ちはしなかったが


美空はとにかく常に声をかけられていて


「美空ー!おはー!」
「美空たんおはよ!課題やった?」
「美空ー!おはよう!週末寂しかったよー!」


ってずっと声かけられてて
美空はそれに対して全員に


「由美ー!おはー!」
「桜たん!おはよ!課題やったよー」
「葉月ーおはよう!私も寂しかったー!」


って相変わらず明るく返してた。
俺はなんとなく美空の隣で見てると


「美空ー!おはよ!
この状況どういうこと!」


「美空おはよ!美空たんねむーい。」


「おまえ美空!彼氏か!そうなのか!?」


特にうるさい3人が美空の隣に並んだ。
美空は笑って

「瑠璃、優芽、勇気!おはよう!
優芽の眠いのは知らんけど
この人は彼氏じゃないからね!」


って俺のことを話すので
美空は、俺の名前だけ紹介してた。


その後、職員室によって
美空の裏の手?を使って


俺の学校見学に許可をもらって
その日はずっと美空といた。


美空とは一緒にいればいるほど
有名人なのがわかって


とにかく人気で
美空も常に笑顔が絶えなくて


たぶん、最初から恋愛の好き
という感情はあって
それがどんどん大きくなった。