「朱里っ何やってんだ!!」

「………や、夜月くん…」

朱里の前に夜月が現れ
何かを言っているように見えたが
徐々に夜月の顔と違う顔が
ダブって見えてきた。

「何やってんだよ。母さん!」

「え…」

「俺だよ」

「あ………」

「どうしたんだよ」

「だって…夜月…夜月くんが…あたし」

「母さん、落ち着いて」