『『『えーー!!??』』』
 
 
えっ‥‥私、何で叫ばれてるんだろう‥?
 
 
『お、おい!誰だよ、あの可愛い子!!』
 
『マジ、天使じゃね!?』
 
『やべー‥オレ、惚れた//』
 
 
色々な声が聞こえてくるけど、どういう意味だかさっぱり分からない。(←天然
 
 
『柚希ちゃーん!ちょっとコッチ来て〜!』
 
昇くんが手招きをしていたので、言う通りに昇くんのところへ行った。
 
 
行ったは良いけど、みんなの視線が気になって居心地が悪い。
 
『昇くん‥?私、どうすれば‥?』
 
 
私がそう言うと、
 
『『『声まで可愛いーー!!』』』
 
と、みんなが叫んだ。
 
 
びっくりして、肩をビクッと震わせると、柚留お兄ちゃんに抱きしめられた。
 
 
そして、その場がシーンとなる。
 
 
そんなことはお構いなしの柚留お兄ちゃん。
 
『柚希、大丈夫か?』
 
と言って、頭を撫でられる。
 
 
「大丈夫だよ。少しびっくりしただけだから。」
 
と言って顔を上げると、柚留お兄ちゃんはニコッと笑い、
 
『そっか。柚希が無事で良かった。』
 
と言った。
 
 
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