『オレの専属マネージャーになったの♪』
そう言った人は、柚希ちゃんに素早く抱き着く。
『んきゃ!やややめて下さいよっ陸也先輩//』
『ちげーよ。柚希ちゃんはオレの専属メイドなの〜♪』
次にそう言った人は、柚希ちゃんの頬を優しく撫でる。
『空也先輩っ//私はメイドになった覚えはありませんっ!』
突然の2人の先輩の登場にビックリしながらも、
「ちょっ!柚希ちゃんを離して下さいっ」
と、柚希ちゃんの手を掴んで、柚希ちゃんを返してもらった。
『あっれー?新入部員くんも柚希っち狙いなわけ〜?』
『さっすがオレの柚希っち♪モッテモッテ〜★』
『私は空也先輩のものじゃありませんっ』
そう言って柚希ちゃんはオレの手をギュッと握ってきた。
柚希ちゃんにとっては深い意味はないんだろうけど、
オレにとっては大問題だ。
心臓がバクバクいってて、軽く心臓発作になってると思う。(←え
『あ、そーいえば新入部員の名前何てゆーの?』
陸也先輩、と呼ばれた人にそう聞かれたので、
オレは平静を装って
「城田悠斗です。」
と答えた。
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