「じゃあ、こうしようぜ!俺の誕生日までに、告白する。俺もするから、お前もな!」

「・・・な、何言ってんの?わ、私を巻き込まないでよ!
昨日から、デートに誘えとか、突拍子もないことばっか言って・・・。あのね、私、100%片想いなんだよ?」

「俺だって、100%片想いだけど?」

キョトン顔で言う彼に、腹が立った。

「あ・・・愛希は、その子と話せるんでしょ?私は、話すことすら出来てないんだよ。」

その子は好きな人がいるということを、愛希は知っていた。つまり、恋の話が出来るくらい仲がいいということだ。

彼とは、スタートラインが違すぎる。